- 釣り人泣かせの異名をもつカワハギ。
エサをとるのがとてもうまくエサをついばむようむ食べるので、アタリがつかみにくく、しかもスピードが早いので知らないうちにエサをとられてしまいます。
そのずるさと巧妙さに挑戦して釣るところにカワハギ釣りの面白さがあります。
入門者に向けてカワハギ釣りについて今回はご紹介します!
カワハギの特徴
扁平な体で、ザラザラした紙やすりのような表皮をしています。
体色は灰褐色で不規則な斑紋があり、状況に応じて変色します。
釣れた直後と家へ持ち帰ったときと色が変わって驚くことがあります。
カワハギの習性
潮が澄んでいるほうが食いがよく、潮が濁っている時はあまり釣果があがりません。
水温が高い時期には、成魚もわりに岸によってきます。
寒くなるにつれて沖合いへ移っていくので、夏、岸近くによって来る時がチャンスです。
カワハギ釣りの竿と仕掛け釣る方法
アタリがわかりにくい魚には、先調子の竿が必要です。
とくに穂先の部分がものをいいます。
カワハギ釣りには2.1メートル~3メートルぐらいのヘチ釣りに使う竿を兼用するとよいでしょう。
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リールはスピニングより小型の両軸受タイプが向いています。
仕掛けは堤防釣りには胴付き仕掛けを使います。
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針は2本が適当で、接続金具は枝バリをだすときには使いません。
好奇心旺盛なカワハギには、ハリスにビーズ玉を通すのもおすすめです。
潮が澄んでいるときは不要ですが、多少濁りがあるときは効果的です。
カワハギのポイントは沖提
地続きの堤防でカワハギが釣れるところは非常に少ないです。
カワハギは澄んだ潮を好むので、潮の汚れがちな港内にある堤防にはどうしても寄ってこないからです。
沖に浮かぶ沖提が狙い場になることが多いです。
カワハギが好んで集まる所は、岩礁地帯で海藻のある所です。
岩の上段から下段まで、岩を中心に泳いでいます。カワハギによく似たウマヅラハギはさらに上の中層に群れています。
カワハギは、中ぐらいの岩や大きい岩が重なり合うような高低のある根を好みます。
潮の干満はさほど影響しませんが、全体からみるとやはり潮が動いている時が食いがよいです。
底にある岩の高低をオモリで確かめ、ポイントをしっかりつかみましょう。
カワハギのエサ
堤防つりのエサ主流は青イソメ、沖釣りではアサリの剥き身を用います。
アサリは堤防釣りにもよいですが、問題は釣れるカワハギの型によります。
手のひら大のカワハギはアサリエサの対象として考えます。
小型から手のひら大までは、イソメのほうが向いています。
イソメのほうが出るアタリのほうがアサリに比べ分かりやすいです。
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カワハギの釣り方
タルマセ釣り
オモリがトンと底についたら、そのままの状態から(道糸はたるんでいる)ジワジワと道糸を張り、アタリととります。
食わせ釣り
オモリが底に着いたら、リールをすぐに巻いて道糸を張り、仕掛けを30~50センチぐらい上にもっていって、アタリをとります。
アタリは小さく、コツコツっとでますが、そこは竿の調子を生かして穂先から絶対に目を離さず、全神経を集中しましょう。
カワハギはうす造りとキモ醤油が絶品!
カワハギの味に魅了され専門にねらう釣り人は多くいます。
うす造りにするとフグ顔負けの味になります。
なかでもキモはわさび醤油でといて、お刺身につけると非常においしいです。
カワハギは皮をはぎキモを刺身はあえれば極上の味が楽しめます。
このキモが絶品です!
まとめ
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カワハギ釣りには2.1メートル~3メートルぐらいのヘチ釣りに使う竿を兼用するとよい
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リールはスピニングより小型の両軸受タイプ
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仕掛けは堤防釣りには胴付き仕掛け
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カワハギが好んで集まる所は、岩礁地帯で海藻のある所
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中ぐらいの岩や大きい岩が重なり合うような高低のある根を好む
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堤防つりのエサ主流は青イソメ、沖釣りではアサリの剥き身
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おすすめ釣り方はタルマセ釣り 食わせ釣り
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食べ方はうす造りにキモ醤油が絶品!
個人的アドバイス!
どうしてもアタリがとれずエサばかりとられるときは、オモリが底に着いたら大きく1~2回大きく空アワセをしてみてください。
カワハギ釣りのおもしろさは半減する勘にたよる釣り方ですが、どうしてもアタリがない時は試してみてください。
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